秋セメスター振り返り②
またまた期間があいてしまいましたが、サンディエゴ州立大学スポーツMBAの秋学期の振り返り第2弾を行います。
前回の投稿では、財務Ⅱとビジネスアナリティクスの授業について振り返りましたが、今回残りの2科目を振り返ります。
- インテグレテーテッドマーケティングコミュニケーション(IMC)
- 戦略
– IMC
こちらの講義はジョージ・ベルチ博士の授業です。ベルチ教授は元々デュポンでマーケティングをしており、そこから DDB Needham という現在はオムニコムグループに属する広告代理店グループに勤め、その後、UCIのビジネススクール、UCLAでのマーケティング博士課程を修められたという経歴の方です。記憶が正しければ、スポーツMBAの共同創設者の一人です。
マーケティングという大きなカテゴリの中に含まれる、広告や広報、広告のなかでもマス、ウェブ、ソーシャル、エクスペリアンシャルなど色々と種類がありますが、それらの「統合性(Integration)」を取る事の大切さを学ぶというのが、このIMCという授業のメインテーマなのかなと思います。
授業内容に関しては、春学期のスポーツマーケティングの題材と重複しているものがあったり、デジタルマーケティングの部分でもう陳腐化しているような事柄が取り上げられていたりと、マーケティングの歴史の授業を受けているかのようで、正直言うとあまり身になるツールのようなものを得たかについては疑問符が浮かびますが、この教授の真価は彼が連れてくるゲストスピーカーにあったのではないかなと思います。
スポーツMBA07年卒後アンダーアーマー本社に入社した上場前からの社員でカナダ支社のマーケティングのトップにまでのぼりつめたシェイナ・グリッツサヴェッジさん(現USA SwimmingのChief Commercial Officer)や、ソーシャルメディア分析によるスポンサーシップエバリュエーション企業であるHookit社CEO スコット・ティルトンさんなどからゲストスピーチを拝聴しました。また、今年度ゲストには呼ばれませんでしたが、教授の息子さんは、STRIVR(ストライバーと読む)というVRを使った研修/練習プログラムを提供する会社の創業者でもあります。
– 戦略
こちらの講義はジョン・フランシス教授による戦略論の講義です。私はこの講義に入学前聴講させてもらい出願を決めたのですが、いわゆる戦略系のコンサルティング会社が使うようなフレームワーク(SWOTやPPMなど)を勉強するのがメインになる授業です。3か月間かけて、10個以上のフレームワークを学習し、スポーツチームやリーグ、アパレルブランドのケーススタディを読み、戦略提案をグループでプレゼンするという、学習⇒活用のサイクルが授業内でちゃんと完結するようになっている形式で私は非常に楽しめ、満足度のとても高いコースでした。
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