箇条書きシリーズ VOL.4 NASCAR スポンサーシップモデル変更模索

箇条書きシリーズ VOL.4 NASCAR スポンサーシップモデル変更模索

箇条書きシリーズはサンディエゴ州立大学スポーツMBA現役学生である私が、気になったスポーツ記事を日本語に要約するシリーズです。

今回の記事は、Sports Business Journalより NASCAR Explores Changing Sponsorship Model(NASCAR スポンサーシップモデル変更模索) です。

■ 記事要約

- NASCAR(プロカーレーシング)が現在の一社から大きい金額を受け取る「タイトルスポンサーシップモデル」から、複数スポンサーを受け入れるモデルに変更することを検討している

- この変更議論は近年何度か議論に上がっていたが、なかなか実現せず

- 現在のタイトルスポンサーであるエナジードリンクのMONSTERが同じタイトルスポンサー制だと契約更新しないため議論が再燃した

- MONSTERは現在年間$20Mのタイトル権における独占契約を結んでおり、新型のスポンサーシップモデルでは年間$5Mずつのスポンサーを広く集める形であれば契約更新を検討するとの見込み

- スポンサーの短期低料金型の契約ニーズに応える形

 

■ 所感

- 実現すればNASCARにとってはリスクを分散させる Risk Diversification の観点からしていい動き

- $20Mスポンサーを一社を探すよりも、$5Mのスポンサーを四社探す方が敷居が低いため。また一社を失ったときのリスクを下げられるため

- スポンサーの複数化は、スポンサーシップカテゴリーの多様化も期待されるので、NASCARにとってはライセンシング商品などを打ち出すことでこれまでリーチできていなかったデモグラフィックにリーチできる可能性を意味する