春セメスター振り返り②　ゲストスピーカー編

さて、振り返り②に入ります。ゲストスピーカーに関してです。

【ゲストスピーカー】

SMBAにお越しになった方々をリストにしました。リストはSDSUのSMBAメルマガからの転載ですが、skypeを使って行った卒業生とのパネルディスカッションを含めたら、5か月間で20以上を招待しており、ほぼ1週間に1人のペースで最低招待している事になり、いかにこのプログラムが卒業後の就職のためのネットワーキングに重点を置いているかをお分かりいただけるのではないでしょうか。一部、特に印象に残ったものを選んでコメントしたいと思います。なお（SMBA ‘##）と書かれている人達は、SDSUのSMBA出身者です。

• Donald Brown – Former NFL RB, Aztecs Players Development Department

NFLに詳しい人は覚えているのではないかと思いますが、ドナルド・ブラウンは2009年のドラフト1巡でコルツに指名され数年コルツでプレーした後、チャージャーズとペイトリオッツでプレーし引退した選手です。最近別企業に行ってしまいましたが、引退後はSDSUのアスレチックディパートメントでプレイヤーデベロップメントの職員として働いていました。講義では、3人の名QBとペイトリオッツの名ヘッドコーチ、ビル・ベリチックそれぞれの成功の秘訣（マインドセット、習慣において）について話してくれました。

まずチャージャーズのQBであるフィリップ・リバースについてですが、彼の優れている点はバランスと自己管理力だそうです。彼は10人も子供がいるにも関わらず、公私のバランスを上手く取り、常に同じエナジーレベルで毎日いることができているそうで、秘訣は、ルーティンを守る事、スケジュールを構造化することだそうです。

次にコルツとブロンコスで活躍したペイトン・マニングですが、”Nothing good happens after midnight except birth of child” (0時以降、子供の誕生以外何も良いことは起きない)と言ったそうで、遅くまで夜遊びをしない、継続は力なり、細かいことに細心の注意を払う、自分のすることに強い誇りを持つと言ったことが彼の考え方だったそうです。

最後にペイトリオッツのQBトム・ブレイディとヘッドコーチのビル・ベリチックですが、とにかく「チーム第一」だったそうです。何がチームにとってベストか、チームの成功を念頭に意思決定を置いていたそうです。なお、ドナルドにベリチックのエピソードでチーム第一が体現されていたエピソードについて質問したところ、チームのミスは年次関係なく公正公平に指摘するそうで、ドナルドが入団した最初のチームミーティングでベリチックがブレイディのミスについてボロクソに指摘するところから始まったのが印象的だったそうです。

• Michael Rolnick – The Business of the Olympics
• Cole Cook (SMBA ’17) – Wasserman
• Lindsay Zickler (SMBA ’12) – Sport Business Consultant
• Neil Horowitz (@njh287) – Hopscotch

ニールはイェール大学卒業後、デジタルマーケティングに早くから着目してその道でキャリアを築いた方なのですが、彼のウェブサイトでは主にスポーツビジネスとデジタル/ソーシャルメディアに軸を置いて、NFL、NBA、MLB、NHL、それぞれのマイナーリーグチーム、はたまたVRスポーツビジネスなど幅広いスポーツ関連の人たちとのポッドキャストインタビューが100以上公開されています。スポーツビジネス界への人脈が広いことは間違いないでしょう。

• Nate Kassalow (SMBA ’12) – NBA
• Chris Pope – Rancho Cucamonga Quakes
• Gema Deleon – Farmers Insurance Open
• Dr. Colleen Bee – Oregon State University
• Dr. Keven Malkewitz – adidas
• Jim Trotter – NFL Network
• Ronda Sedillo-CFO – San Diego Padres

会計の授業のゲストスピーカーとしてサンディエゴ・パドレスのCFOがお越しになりました。野球球団ビジネスの経営において特殊な点、組織構造、選手給与の計上方法などについてお話しいただきました。

• Brent LeVasseur (SMBA ’08) – Propellant Media
• Tom Fletcher- VP – IMG College

マーシャル・フォークがSDSUでプレーしていた同世代のSDSU出身の元NFLのロングスナッパー選手で、引退後スポーツビジネス界でセカンドキャリアを積み、NBAのポートランド・トレイルブレイザーズのVP、その後大手スポーツマーケティング会社のIMGにヘッドハントされた経歴を持つ方です。人情味あふれる方でスポーツビジネス界でキャリアを積むうえでのアドバイスから、彼のマネジメントスタイル、スポーツマーケティング会社のビジネスモデルなどについて幅広くお話しいただきました。

• Dan Scali (SMBA ’06) – Tiger Woods Foundation
• Pat Connors – Gravitate Sports Marketing
• Sarah Nollner (SMBA ’15) – El Paso USL
• Gary Walenga (SMBA ’07) – Mountain West Conference

SDSUも所属するカレッジスポーツディビジョンであるマウンテンウェストカンファレンスのCFOをされている卒業生にお越しいただき、カンファレンス経営のビジネスモデルについてお話しいただきました。とても後輩想いな方で、「俺のリンクトインの知り合いリストにもし繋がりたい人が居たら気軽に連絡してよ」と言っていただけました。どのような卒業生が居るかも学校を選ぶ上で非常に重要かと思います。