選考プロセス

選考プロセス

※入学前に遡って投稿しています

 

前にも少し触れましたが、プロセスはアメリカらしくフレキシブルでした。締切として公表している日付も融通が効くので、間に合わなさそうなのがあればアドミッションの人にとりあえず聞いてみましょう。なお、アドミッションの人と取るコミュニケーション、彼らに見せる態度は全て評価の対象であると、理解した方がいいです。

私の場合、スポーツMBAオフィスの方たちとの最初の接点は、SDSUでの講義見学だったのですが、その授業ではどんどん積極的に発言しました。実はそのクラスの中にプログラムディレクターも居り、合格通知を公式にもらった際のディレクターからのメールには、「授業見学で見せたような意欲的な学習姿勢を持ち続けてくれることを期待している」と書かれていました。ここまで見られていたかどうか分かりませんが、講義のゲストスピーカーや教授と名刺交換する、翌日までに御礼メールを出す、また講義の参加を準備してくれたアドミッションの人たちにも御礼メールを送信する、と当たり前ですが、どの学生を受け入れるかの権限を持っているディレクターに見せる言動全てが評価対象だと思ってふるまうべきということですね。(「評価対象だから、そうふるまうべきと」いうよりは、デフォルトとしてそうふるまうべきですが)

 

これらを踏まえてまとめますと…私の選考プロセスは次のようなものでした。

  • 授業参加
  • 書類をそろった順に提出(履歴書、推薦状、GPAなど)
  • Cal State Apply登録(CA州の州立大学システムでこれに登録支払い後、志望理由書や小論文課題について指示を渡される。)
  • GMATスコア申告
  • 志望理由書、小論文提出
  • 卒業生面接
  • GMAT再受験
  • 電話面接 合格

①はもちろんサンディエゴに居る人しか現実的に出来ないので非公式なものです。②③④は順番関係ありません。私はGMATには自信ありませんでしたが、⑤の志望理由書には自信があったので、スコアが悪かった時のために私は意図的に⑤を残しました。GMAT再試験を促されても⑥の卒業生面接に数日で声かかったことから、そうしてよかったなと思います。上げて下げると失望は大きいですが、ガッカリさせてから上げた方がいいですよね?(←GMATが問題なければ関係ない話 笑)

卒業生面接はお互い仕事もあるので話し合って日時場所を調整し、自宅近くのピザ屋で食事越しに行っていただきました。サンディエゴ ガルズというマイナーリーグのアイスホッケーチームで会計士をしている卒業生でした。自分の明確な野望とそこへのプロセスにおいて、SDSUのSMBAが必要だという事に加えて、SDSUを他の学校よりも好む理由を、雑談交えて話をし、プログラムディレクターに強く推薦しておくよとの言葉をもらう事が出来ました。

そして運命のGMATでスコアがむしろ落ち、ひどく気分が沈みましたが、取り急ぎディレクターに報告、電話をしたい旨打診。本来であればディレクターとの面接は顔を合わせて面接という流れだったのでしょうが、卒業生面談の時と同じく、思いを伝え、合格をいただきました。アメリカというのは、いい意味でも悪い意味でも「言ったもん勝ち社会」です。個々人の事情を汲み取ってくれます。私の場合は、フルタイムの仕事があり、アメリカ支社撤退で社内の士気も最悪という中、準備期間もマトモになかったこと、英語が第一言語ではない事を考慮してくれたと思います。もちろん、このようなことがないことがベストですし、言い訳が通る事をアテにして合格がもらえると期待することは禁物です。他の材料も悪ければ話は変わってくるので、皆さんはGMAT対策しっかりしましょう!