学校開始!オリエンテーション

学校開始!オリエンテーション

※入学前に遡って投稿しています

 

本日、1月15日は入学初日でした。1日のスケジュールが前もってディレクターから知らされていたのですが、こんな感じでした。

書いている通り分かるものばかりですが、個人的に印象に残ったことや、ここはこうした方がいいと思ったことを書きたいと思います。

 

①最初の朝ごはん・自己紹介

この朝ごはん、形式的に「ハイ、じゃあ今から皆で食べましょう~、自己紹介しましょう~」みたいなノリでは始まらず、着いた順に交流していって、朝ごはんのベーグルとコーヒーが到着したから手伝って、その流れでみんな一人一人挨拶して、勝手に食事が始まり、勝手に一人一人自己紹介していきます。結構、非形式的な自己紹介とアイスブレーキングが苦手な日本人というか、そういう文化がない日本人は困惑するのではないかと思います。最初が肝心だと思いますので、ここは頑張って、何のスポーツが好きかとか、出身とか、前職では何をやってたとか、聞いて打ち解けましょう。

 

②プログラム概要説明

ディレクターのスコットから改めてSMBAの説明がありました。自身がSDSUのSMBAの卒業生でとにかくこのプログラムを良くしようという、学生のために良い環境づくりをしようという思いが、主にこの学校が売りにしている事や他校との差別化戦略から伝わってきました。印象的な言葉としては、「This program is a sprint and a marathon.」(このプログラムは短距離走でありマラソンである)というのがありました。要は座学は実質1年間しかないので、短距離走だけど、やってる内容は長距離走くらいの濃い内容が待ってるよ、と解釈しました。あとこれは私の方からスコットに質問しましたが、スライドの中にあった「授業中のラップトップ利用禁止ポリシー」は厳守の方針だそうです。他のSDSU通常MBAに限らず、PCでノートを取る事を禁止している学校やプログラム自体珍しいのですが、これをしないと残念ながらYoutubeをみたり余計なことをする人達が出てきて教授やゲストスピーカーに失礼になるからだそうです。私は高い学費払ってそんなことをする暇があるやついるのかと思ってしまいましたが、実際に教授やゲストスピーカー陣からは他の学校に比べて違う、と感じるらしく好評だそうです。どちらが顧客なのか、という議論が出てきそうですが、確かにPCの画面見てるよりは、話者の顔を見て話や授業を聞いた方が、敬意をはらってるし、授業を受ける側も身の入り方が違ってくるのかなとスコットの話を聞いて少し納得しました。

 

③Academic Overview

統計学の授業の教授であり、副学長である Dr. Lacktrizからメッセージをいただきました。SMBAの創始者のひとりでもあり、結構年を召された方でしたがメッセージの内容は非常に「アツい」ものがありました。いわく、選ばれたクラスメイトのなかには、ドラフト1巡1位のような学生もいれば、ドラフト外フリーエージェントのような学生もいるそうなのですが、「どんな入り方をしたかは関係ない。この素晴らしい機会を自分の血肉にできるか、将来のキャリアに活かせるは、これからの態度次第である。それは学業だけでなく、外部とのネットワーキングでもそうである。これは”我々”が主役のプログラムではなく、”お前ら”が主役のプログラムだ。出し惜しみなく最大限に勉強し、行動し、この機会をモノにしろ!」という具合でしょうか。この方の激励メッセージを伺って、いい環境を選んだ、と改めて感じました。

 

④Petco Parkツアー

SDSUのSMBA卒業生である人達が働いているサンディエゴ パドレスの本拠地ペトコパークのツアーをいただきました。パドレスのオペレーションのなかなかエライ肩書の方で卒業生のロベルトさんのガイドの元色々とスタジアム設計で意識されている事など聞けました。

ペトコパークは昨年の投票で全米ナンバーワンの球場に選ばれたそうなのですが、いたるところにサンディエゴの「ローカル感」を意識したデザインになっていたり、過去のパドレスの名選手を称えるようなデザインやモニュメントがあったりと「歴史感」も意識されたデザインになっていました。もう少し具体例で補足します。

ローカル感:

これは「地元愛」を醸成する仕掛けだと思いますが、例えば出店されている飲食やアパレルの店舗などには、メキシカンフードの Lucha Libre やクラフトビールの Karls Strauss、サーファーアパレルの SUN DIEGO などが入っており、いずれもサンディエゴ発祥のもの中心に選定されていました。つまらないどこにでも売っているようなホットドッグやバーガーではなく、地元に愛されている店が、地元のボールパークにあるというのは、サンディエゴ人からすればよりサンディエゴを誇りに思いますし、外から来た人からすれば、サンディエゴ発祥のものを知る機会となり、じゃあ本店も行ってみよう、と考えるでしょう。まだまだ日本には無い仕掛けではないでしょうか。

 

歴史感:

写真を撮り忘れましたが、ホームベース側のゲート入ってすぐのところに永久欠番のモニュメントが並んでいたり、スタジアムのあちこちで往年の選手の写真が壁紙になっていたりとサンディエゴパドレスの歴史を大事にしたデザインになっています。永久欠番に関してはもともと観客席エリアにあったものを取り除いて移したそうで、当初は商業主義的だとの批判もあったそうですが、今ではモニュメントが人気記念写真撮影スポットになっているそうで、これまた面白い仕掛けだと感じました。

 

ツアーそのものから話を逸らしますが、参加している他のクラスメイト達が、あまりガツガツとロベルトと交流しに行く雰囲気が無かったのが残念でした。おかげで私はしたい質問がいっぱいできましたが(笑)、こういう機会はなかなか得られない機会なので積極的に「ちゃんとした脈になる」人脈を作っていきたいものです。ロベルトがさらっと終わりの全体挨拶で言ったメールアドレスはメモし、当日中に御礼メールを送信しました。あたりまえ、かと思います。