入学前準備　-　1　ビザ

※入学前に遡って投稿しています

合格後の特筆すべきこととして、次の3つの事を、回を分けて書きたいと思います。

• ビザ
• 合格者LinkedIn グループ
• 入学前学習

今回はビザのことを書きます。これは日本からアプライする人にはあまり当てはまりませんが、私のように「元々就労ビザを持っていて学生ビザに切り替えたい人」には当てはまります。結構イレギュラーケースで情報が少ないと思いますので、あえて書きたいと思います。

※SMBAを日本から受ける人にとってはほとんど役に立たない情報です

さて、私のケースですが、私はE2ビザで駐在をしていました。E2ビザは就労も就学もできるタイプのビザなので会社に行きながら学校に行く人は、ビザそのままにしておけばいいと思います。（SDSUのSMBAはフルタイムなので現実的に不可能ですが。）私の場合は次の理由からF1ビザへの切り替えをすると決めました

• 勤務先の会社がアメリカから撤退するので持っているE2ビザでそのまま学校に行くのはかなり黒に近いグレーゾーン
• SDSUのSMBAプログラムが後半インターンをすることを前提にしたプログラムだったので、OPTビザの取得に必要なF1ビザが必要だった

そう判断した私は、今度は切り換えへの準備を開始しました。切り換えには下記方法があると分かりました。

• アメリカ国外に出て大使館でF1ビザ再申請
• USCISにi-539を提出して切り換え申請

前者の方法に関しては、日本に帰るというのが一般的かと思いますが、私の場合、受かって1か月後には就学という時間的制約の中、会社の業務事情との兼ね合いで、厳しいな、と判断しました。なお、知識共有として書きますが、ビザの国外切り換えは、メキシコでもできた事例や条件があるようです。サンディエゴは国境の町なのでティファナの領事館でできればベストでしたが、条件に満たないみたいだったのとやはり時間的制約で諦めました。もう少し確実な情報は、学校の Immigration Advisor という肩書の人たちに確認するのがいいと思います。彼らはビザ情報のスペシャリストでとても親身に相談に乗ってくれる人が多いです。

したがってi-539を選びました。今もまだ申請中ですが、どのようなプロセスかを説明します。

①まずI-20を学校からもらうようにする。学校側から最初「ビザの切り替えが認められてからでないと発行できない」と言われましたが、「I20がないとその申請すらできませんのでください」と言ったらくれました。

②その後、i-539をUSCISのサイトでダウンロード、記入し下記を全て所定の住所に郵送します。郵送先はコールセンターに電話して確認しましょう。（サイトで公開していないし、FEDEXを使うのか、USPSなのかUPSなのかで変わるらしいのでちゃんと確認しましょう）

• I-539
• I-539申請料金の小切手370ドル
• I-94コピー
• I-20コピー
• 資金力証明（学校に提出したものと同じもの）
• パスポート コピー
• ビザ コピー
• SEVIS領収書コピー
• なぜビザ切り換えをするのかの簡単な説明をした手紙

※上記したものは、i-539の公式サイトにかかれていないものもありますが、学校のイミグレアドバイザーからするように言われたものです

※SEVISは留学生の管理をしている行政システムです。これもオンラインであらかじめ申請しましょう。F1ビザは200ドルかかります。

※重要：パスポートそのものを送る必要は全くありません。私も誤解していましたが、この切替申請によって、F1ビザのシールが貼られる事はありません。「ドキュメントとしてのF1ビザは持っていないけど、ステータスはF1ビザだから国内に卒業までいていいよ」、という事を認めてもらうための手続きです。（I94がこれにより、I-20の期限に変更される。）したがって、メキシコ、カナダ、およびその他のAdjacent Islands以外へ行くときは、F1ビザを申請しなければまた入国することはできないそうです。

※補足：ビザ＝「入国」に必要なもの、I-94の有効期限＝「滞在」に必要なもの

なお、SDSUのSMBA研修旅行で行くドミニカ共和国は、Adjacent Islands認定を受けている国なので、アドバイザー曰く問題なく、行って再入国できるとのことでした。

③受領通知を郵便で受け取る（私もまだもらっていないが、アドバイザー曰く申請後数週間で来るとのこと）

④ステータスの変更通知（3-4か月かかるとのこと。また学期開始にこれが間に合う必要はないとのこと。）